北の空の高いところにあるケフェウス座の北の星座の中心近くに眠っているのは、最新のハッブル写真の主題である棒渦巻銀河 UGC 11861 である。

UGC 11861 は地球から 6900 万光年離れた場所にあり、遠く見えるかもしれないが、ハッブルが銀河の渦巻の腕とその中心にある短いながらも明るく輝くバーを捉えるには、まさにうってつけの場所である。濁ったガスと暗いダストの中で、この銀河は、活発に新しい星を形成しており、その外側の腕の輝く青い斑点に見えている。

この活動によって、1995 年、1997 年、2011 年に、 UGC 11861 とその近くで、３回の超新星爆発が発見された。初期の二つはどちらもⅡ型超新星であり、大質量の星が一生の終わりに崩壊することに起因する種類であった。このハッブル宇宙望遠鏡のイメージは、Ⅱ型超新星とその環境を研究するために集められたデータから作成された。

＜イメージの説明＞：　大きな中央領域を包み込む渦巻銀河に、二つの幅広の渦巻の腕が、また、その中央には輝く白いバーがある。銀河の大部分には、細い黒いガストの筋が横たわっている。腕には、新しい星から放出される輝く青い光の小さな片と大きな片がある。暗い背景に銀河があり、手前には、四つの点を持つ明るい星が点在している。

＜ひとこと＞：　ヨーロッパ宇宙機関の記事から。大判はイメージをクリック（タップ）。ブログへ戻るときは“戻るキー”または右下の“ BLOG ボタン”から。

Aug 23, 2024