銀河集団 PLCK G165.7+67.0 と SN H0pe インセット
(Galaxy cluster PLCK G165.7+67.0 and SN H0pe Inset (NIRCam))

銀河集団 PLCK G165.7+67.0 と SN H0pe インセット (近赤外線カメラ)
Galaxy cluster PLCK G165.7+67.0 and SN H0pe Inset (NIRCam)

NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の NIRCam (近赤外線カメラ)イメージで、銀河の集団 PLCK G165.7+67.0 (G165) の左は、前景の星団が遠い宇宙に及ぼす拡大効果を示している。右のズーム領域は、重力レンズによる超新星 H0pe を三重に撮像(白い破線の円でラベル付け)したものである。このレンズは、超新星と我々の間に位置する銀河団で構成されており、超新星の光を複数のイメージに曲げている。

三つのイメージを得るために、光は三つの異なる経路に沿って移動した。それぞれの経路の長さは異なり、光は同じ速度で移動するため、このウェッブ観測では、超新星爆発の三つの異なる時間に超新星が現れた。この多重のイメージ化された超新星は、天文学者にハッブル定数(宇宙が加速している速度)の新しい値を計算するユニークな方法を提供している。

 

銀河の集団 PLCK G165.7 (近赤外線カメラ)
Galaxy Cluster PLCK G165.7 (NIRCam Image)

NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の NIRCam (近赤外線カメラ)による銀河団 PLCK G165.7+67.0(G165) のイメージ。

地球から36億光年離れたところにある前景の星団は、その向こうの遠い宇宙の光を拡大し、曲げている、このイメージでは、天文学者達は、爆発する星、具体的には Ia 型超新星の光を3回イメージ化し、イメージの右中央にある目立つ赤い弧の内側に光の点として見られることを発見した。

光は三つの異なる経路に沿って移動した。それぞれの経路の長さは異なり、光は同じ速度で移動することから、このウェッブ観測では、超新星爆発の三つの異なる時間に超新星がイメージ化された。この多重イメージ化された超新星は、天文学者達にハッブル定数(宇宙が加速している速度)の新しい値を計算するユニークな方法を提供している。

G165 のフィールドは、年間太陽質量300を超える高い星形成率で知られており、この属性はより高い超新星爆発率と相関している。

このイメージでは、青は 0.9 ミクロン、1.15 ミクロン、1.5 ミクロン (F090W + F115W + F150W)、緑は 2.0 および 2.77 ミクロン (F200W + F277W)、赤は 3.56、4.1、4.44 ミクロン (F356W + F410M + F444W) の光を表している。


 

<ひとこと>:ブログへ戻るときは“戻るキー”または右下の“ BLOG ボタン”から。 大判はそれぞれのイメージをクリック。

Oct 01, 2024    



 リストへ   ブログへ戻る。