射手座B2
(Sagittarius B2)

射手座B2(MIRIイメージ)  Sagittarius B2 (MIRI Image)

ウェッブのMIRI(中赤外線機器)は、射手座B2(Sgr B2)領域を中間赤外光で表し、暖かいダストが明るく光っている。右側には、天文学者達の注意を引いた一つの雲の塊がある。イメージ内の他の雲よりも赤く、他の望遠鏡が知られている最も分子が豊かな領域の1つに対応している。この興味深い領域をさらに分析することによって、Sgr B2が、星を作る上で、銀河の中心の他の部分よりもはるかに生産的である理由について重要な洞察が得られるかも知れない。

この領域で最も明るい星だけが、ウェッブのMIRI機器で拾うことができる中間赤外線光を放出するために、このイメージにはウェッブのNIRCam(近赤外線カメラ)で撮影されたものよりも星の数が非常に少ない。イメージの最も暗い領域は、空の空間ではなく、宇宙のダストやガスが非常に密度が高く、光が透過して望遠鏡に到達できない領域である。

 

射手座B2(NIRCamイメージ)Sagittarius B2 (NIRCam Image)

射手座B2分子雲の、星、ガス、ダストが、ウェッブのNIRCam(近赤外線カメラ)で撮影された近赤外光で光っている。この視点からは、天文学者達は、この地域の多様でカラフルな星をより多く見ることができるが、ガスやダストの構造は少なくなる。ウェッブの機器は、それぞれ、銀河の中心のこの興味深い部分で何が起こっているのかをより完全に把握するのに役立つ重要な情報を天文学者に提供している。

 

<ひとこと>:大判はそれぞれのイメージをクリック。

Sept 24, 2025



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