1月13日(火) NASA初の有人アルテミス月ミッションの最終段階が進行中
アルテミスII試験飛行の打上げに近づく中で、NASAは、間もなくSLS(宇宙打上システム)ロケットとオリオン宇宙船を、初めてケネディ宇宙センターの打上台に移し、最終統合、試験、打上げリハーサルを開始する予定である。
NASAは、1月17日土曜日までに、ロケット組立棟から打上台39Bまでの数時間の移動を開始することを目標としている。軌道運搬車()2号での4マイルのこの旅は、最大12時間掛かる。チームは、展開前に全タスクを締めくくるために、24時間体制で作業している。なお、技術準備や天候のために追加の時間が必要な場合は、この目標日を変更することがある。
複雑なシステムの新しい開発では共通するように、エンジニア達は、ここ数日から数週間にかけて、いくつかの項目のトラブルシューティングを行っている。展開前の最終点検で、技術者は、飛行終了システムに関わるケーブルの仕様から外れているのを発見した。チームは交換作業を進めており、週末に新しいケーブルのテストを行う。さらに、オリオンのハッチ加圧に関連するバルブが問題を示し、1月5日に、チームは、無事に交換とテストを行った。技術者達は、また、オリオンにガス酸素を供給するために必要な地上支援機器の漏れ問題の解決にも取組んだ。
搬出
統合ロケットと宇宙船が打上台に到着すると、NASAは直ちに打上台準備の長いチェックリストを開始する。これには電力ライン、燃料環境制御ダクト、極低温推進剤供給などの地上支援機器の接続も含まれる。チームは打上台の全ての統合システムを初めて稼働させ、ハードウェアの部品同士、移動式ロケット、地上インフラシステムが正常に動作していることを確認する。
完了後、アルテミスIIの宇宙飛行士、NASAのリード・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コッホ、及びカナダ宇宙局(CSA)の宇宙飛行士ジェレミー・ハンセンが打上台で最終チェックを行う。
最終リハーサルとタンク
1月末には、ロケットの燃料を供給するための事前試験であるウェットドレスリハーサルを実施する。ウェットドレス中、チームは、70万ガロン以上の低温推進剤をロケットに積み込む能力を実演し、打上げカウントダウンを行い、宇宙飛行士達が現場にいない状態での、ロケットから推進剤を安全に除去する練習を行う。
NASAはアルテミスIから得られた教訓を打上カウントダウン手順に取り入れているが、技術的な課題が発生した場合、試験中やその他の段階で問題に対処するために一時停止する。
機体が完全に点検され、飛行準備が整っていることを確認するために、追加のウェットドレスリハーサルが必要になる場合もある。
ウェットドレスリハーサル後の打上前追加作業のために、必要に応じて宇宙船組立ビルに戻すこともある。
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最終リハーサルが成功した後、NASAは飛行準備状況レビューを開催し、ミッション管理チームが飛行ハードウェア、インフラ、打上げ・飛行・回収チームを含むすべてのシステムの準備状況を評価し、打ち上げ日を決定する。
以下は2026年4月までの打上可能状況を示している。ミッションプランナーは、開始約2か月前に更新された分析に基づいて期間を調整し、変更することもある。
打ち上げ期間 1月31日 – 2月14日
打ち上げ機会 2月6日、7日、8日、10日、11日
打ち上げ期間 2月28日 – 3月13日
打ち上げ機会 3月6日、7日、8日、9日、11日
打ち上げ期間 3月27日 – 4月10日
打ち上げ機会 4月1日、3日、4日、5日、6日
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Jan 09. 2026