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このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介しています。掲載期間は概ね一か月。 土曜日・日曜日・祝日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。 |
![]() ミルキウェイ銀河が空に広がったり、皆既日食の真っ赤な月や色とりどりの星雲など、ネットで見たような夜の写真を撮りたいと思ったことはないだろうか? 多くの天体写真は、何時間もかかり、高価な機材や移動がかかるために、天体写真の初心者は怖いかもしれない。しかし、カメラを持っている人なら誰でも天体写真を撮ることができる。スマホでも天体撮影が可能である。 |
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国際宇宙ステーションに搭乗した遠征58(Expedition 58:2018年)の宇宙飛行士が撮影したこのイメージでは、南米のチリの雲に覆われた海岸が、アンデス山脈やアルゼンチン上空に広がる雲の層と対照的に見える。 |
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フランス領コルセ(Corse)島、イタリアのサルデーニャ(Sardinia)島、シチリア(Sicily)島を含む街の灯が、軌道上の日の出に向かって飛行する、地中海上空 261 マイルの国際宇宙ステーションから撮られている。前景には、国際宇宙ステーションのカナダ製ロボットアームCandarm2の一部がある。 |
![]() (国立天文台)
2025年1月に発見された彗星(すいせい)、Lemmon彗星(C/2025 A6:レモン彗星)が、2025年10月から11月にかけて見ごろを迎えます。10月中旬までは明け方の東の空に、10月中旬以降は夕方の西の空に見えます。最も明るくなるのは10月下旬から11月上旬頃と予想され、そのときの明るさはおよそ3等から4等となることが期待されます。3等の明るさの彗星を肉眼で見るのは少々難しいのですが、よく晴れた空が澄んだ日に暗い場所で見た場合には、肉眼でぼんやりとした彗星の姿を観察できる可能性があります。また4等程であったとしても、双眼鏡を使えば観察が可能であると予想されます。 |
![]() (ヨーロッパ宇宙機関)
このバイエルン州のプッチ試験地域のレーダー合成は、左から右へ、2025年4月から7月までの、植生の発達を約2週間間隔で示している。 |
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国際時間10月1日00:47:26 ±18秒に、小惑星2025 TFが南極大陸の上空を飛行し、地表から428±7キロメートルまで接近した。これは国際宇宙ステーションの軌道(約370〜460キロメートル)と似た高度である。 |
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2023年12月30日に木星の衛星イオを近距離飛行した際に、NASAのジュノ宇宙船は、イオの火山の表面の、これまでで最も詳細なイメージを撮った。この月の上空約1,500キロメートルからジュノカメラ装置で撮影したこのイメージでは、イオの夜の側(左)が、木星の表面から反射した太陽光「ジュピターシャイン(Jupitershine)」によって照らされている。 |
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お気に入りの惑星はどのように回転している? |
![]() 高高度の氷の結晶を通して光が曲がることによって形成される微妙な弧が、暗くなった地球の上で月を包み込んでいる。 |
![]() (Space Weather News)
星間彗星 3I/ATLAS に注目が集まっているために、一般のスカイウォッチャーでもすぐに自分の目で見ることができるほど急速に明るくなっている局所的な彗星、レモン彗星 (C/2025 A6) を忘れがちである。「この彗星は非常に順調に発達しており、すでに印象的な天体であり、朝の空で観測するのに最適な場所にあります」と英国天文学協会のニック・ジェームズ氏は言っている。「間違いなく立ち上がる価値がある!」 |
![]() 1、彗星3I/アトラスが火星に到達(Space Weather News)
彗星3I/アトラスは火星に到達した。 星間彗星3I/ATLASは、今日、火星の上空を飛行しており、火星艦隊が監視している。 |
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総合研究大学院大学/国立天文台の大学院生吉田有宏氏が率いる国際研究チームは、アルマ望遠鏡で取得された7年間にわたる観測データを用いて、惑星の誕生現場の動画撮影に世界で初めて成功しました。動画には惑星を作る渦巻き状の構造がダイナミックに動いている様子が鮮明に捉えられていました。この渦巻きの中では、今まさに惑星が作られようとしていると考えられます。天地開闢(かいびゃく)前夜の様子が明らかになったのです。 |
![]() (ヨーロッパ宇宙機関)
ミルキウェイ銀河は決してじっとしているわけではなく、回転し、ぐらついている。ヨーロッパ宇宙機関のガイア(Gaia)宇宙望遠鏡のデータによって、今、我々の銀河にも、その中心から外側に向かって波打つ巨大な波があることが明らかになった。 |
![]() (ヨーロッパ宇宙機関)
科学者達は、ヨーロッパ宇宙機関のガイア宇宙望遠鏡からのデータに基づいて、ミルキウェイ銀河の星形成領域の、最も正確な3次元地図を作成した。この図は、これらの不明瞭な曇った領域と、それらを形作る熱い若い星達について、さらに詳しく教えてくれる。 |
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NGC 5211は、おとめ座の方向にある、円盤を正面から見た渦巻銀河です。 |
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NASAとヨーロッパ宇宙機関の太陽太陽圏観測所(SOHO)宇宙船は、2015年2月24日に、太陽のフィラメントの一部とともにコロナ質量放出した3時間の間に、この太陽の極紫外線波長のイメージを撮った。一部の筋は太陽に落ちたが、かなりの部分は明るい粒子の雲の中で宇宙に飛び出した。 |
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空観察のハイライト: |
これはこれまでに測定された中で最も強い重力波信号だったが、何を示したのだろう? |
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ミルキウェイ銀河の端に向かって、まだ形成中の若い星が、お祝いの花火の形で宇宙に誕生のお告げを送っている。 |
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<イメージの説明>: 科学者達は、銀河システム全体で、何千もの系外惑星(太陽系外の惑星)を発見してきた。ほとんどは間接的にしか調査できていないが、このアーティストのコンセプトに描かれているように、巨大なガス惑星から小さな岩石の世界、水が豊かな惑星、また恒星のように熱い惑星まで、それらは大きく異なっている。 |
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<イメージの説明>: 冷却された溶岩のような衝撃流が、リトル・ローウェル・クレータから流れ出た溶融。 |
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この蝶は惑星を孵化させることができる。 |
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![]() HSC の広い視野でとらえた宇宙の姿は、まさに壮麗です。このイメージで目を引くのは、2つの銀河、NGC 7537(右)と NGC 7541(左)でしょう。うお座の方向に位置するこの銀河ペアは、空の上ではおよそ 16 万光年離れて見えます。 |
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地球はどれ程の水でできているのだろう? 実際にはほとんどない。 |
![]() -急速な共進化の新たな証拠- (すばる望遠鏡)
<イメージの説明>: 星形成活動が停止期に向かう成熟した銀河(左)と、その中心で輝くクェーサー(右)の想像図。(大判イメージは下記すばる望遠鏡のページから) |
![]() この珍しい惑星状星雲を作ったものは何だろう? |
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太陽は歴史的な活動の小康状態に向かっているように見えたが、新しい調査によれば、この傾向は2008年に逆転した。 |
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![]() 海氷(Sea ice)とは、海に浮かぶ凍った海水のことである。この写真は、2022年7月21日に、NASAのガルフストリームV研究機から撮影されたもので、グリーンランド北部のリンカーン海の北極海の氷を示している。 |
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NASAと米国雪氷データセンターによれば、北半球では夏の終わりが近づいており、9月10日に、北極圏の海氷の面積は年間最小に縮んだ。海氷の総面積は2008年と並んで、460万平方キロメートルで、記録上10番目に小さかった。冬が終わりに近づいている南半球では、南極の氷はまだ蓄積しているが、2016年以前に記録された氷のレベルと比較すると比較的低いままである。 |
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地質学者達は、干渉合成開口レーダー(interferometric synthetic aperture radar)を備えた衛星グループを使って、地震によって、地表がどの程度、どこに移動するかを検出することができる。 |
![]() 最後に、行方不明のオーロラの兆候を検出
木星には、太陽系で最も明るく壮観なオーロラがある。極近くにあるこれらのきらめく光からは、木星が、木星の磁場に押し流された太陽風や月とどのように相互作用するかを垣間見ることができる。 |
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![]() この銀河は美しいだけではなく有用である。 |
![]() オリオンの中心には何があるのだろう? |
![]() 昔、5000万光年離れた銀河で、星が爆発した。 |
![]() (ヨーロッパ宇宙機関) 最初の MetOp 第 2 世代気象衛星である MetOp-SG-A1 が打上げられてから 3 週間も経たないうちに、この注目すべき新しい衛星はすでに 2 つの最先端機器からのデータの送信を開始しており、今後何が起こるかを垣間見ることができる。 |
![]() (すばる望遠鏡)
ビッグバンから 10 億年に満たない初期宇宙で、これまで見逃されてきた「塵に隠れた巨大ブラックホール」が発見されました。愛媛大学や国立天文台の研究者を含む国際研究チームは、すばる望遠鏡で見つけた銀河をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で追観測し、銀河の中心で物質を飲み込みながら輝く「クェーサー」として現れる巨大ブラックホールの存在を確認しました。初期宇宙でこれほど明るいクェーサーが塵に覆われたまま見つかったのは世界で初めてです。この成果から、初期宇宙には明るいクェーサーが従来の予想の2倍以上存在することが明らかになりました。 |
![]() その表面は太陽系で最もクレータが密集しているが、その中には何があるのだろう? |
![]() 高性能マイクロ波放射計3(AMSR3)の初期観測結果
2025年(令和7年)9月5日 |
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高気圧が長引いたために、ブリティッシュコロンビアと太平洋岸北西部で、9月の異常に暖かい気温がもたらされた。 |
![]() (Space Weather News:9月6日の記事から)
太陽に「S」が見えるとき、通常は、何かが爆発しようとしていることを意味する。9月4日、NASAの太陽ダイナミクス天文台(SDO)は、教科書のようなS字形噴出(sigmoid eruption)を記録した。 |
![]() 1969年7月、宇宙飛行士のニール・アームストロングとバズ・オルドリンは、人類として初めて月面を歩いた。現在、NASAとアルテミス協定を結ぶ国際パートナーは、人類をそこに送り返し滞在することに取り組んでいる。特に宇宙は人間にとって非常に居心地の悪い場所であり、この旅行は困難なものになるだろう。予期せぬ危険の源の1つは太陽である。 |
![]() <イメージの説明>: NASAの衛星データによる植物の生産性のマップをつくる新しいツールが、暑さ、干ばつ、寒波、その他のストレスによって脅かされている作物について、土地管理者達に早期の警告を提供している。 |
![]() (ALMA:国立天文台) アルマ望遠鏡の観測データを解析することで、若い恒星からのジェットが生み出した衝撃波によって形がゆがめられた原始惑星系円盤が発見されました。惑星が誕生する現場は、予想以上に過酷なのかもしれないことを示唆する知見です。 |
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このアニメーションは、北極の永久凍土の、1997 年と 2021 年の違いを示している。北極の永久凍土には、約17,000億トンの凍結および融解中の炭素が貯蔵されている。人為的な温暖化は、未知の量のこの炭素を大気中に放出し、永久凍土-炭素フィードバックとして総称されるプロセスで気候に影響を与える恐れがある。永久凍土が急速に融解することもあるが、科学者達は、フィードバックループの観点からのこれらの突然の融解が、何を意味するのか分かっていない。
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しかし、2018年から、NASAは、初めて太陽に近い領域を調査するために、ロボットパーカー太陽探査機(PSP)を打上げた。
この注目のタイムラプスビデオは、12月に、その人工の宇宙船が太陽に最も接近し、太陽の高温の表面から太陽の直径の約5倍まで接近して、太陽シールドの背後から横を向いて周回した様子を示している。
探査機の広域画像装置(Wide Field Imager for Solar Probe (WISPR) カメラ)は、これらのイメージを、 7 時間かけて撮影したが、ここでは約 5 秒にデジタル圧縮されている。
コロナ質量放出 (CME) を含め、太陽のコロナが前例のない詳細でここに見ることができ、星が背景の遠くを通過している。
太陽は地球の主要なエネルギー源であるだけでなく、その変化する太陽風は、地球の大気を圧縮し、オーロラを引き起こし、電力網に影響を与え、軌道上の通信衛星に損傷を与える可能性さえもある。
<イメージの説明>: 宇宙ハリケーンの構造。
オーロラに精通したオーロラ追跡者達は、オーロラを捕まえるのに最適な時期は惑星間磁場 (IMF:interplanetary magnetic field) が南に傾いているときであることを知っている。これによって地球の磁気圏に穴が開き、太陽風が侵入できるようになる。我々は惑星間磁場が北に傾いて扉を閉ざす時を無視しがちである。しかしながら、研究によると、それはまさに宇宙のハリケーンが形成される時期である。
宇宙のハリケーンはステルス性があり、従来の宇宙の気象予報の指標がほとんど関心がないことを示しているときに現れる。
予報士達への注意:すべての嵐が太陽から来るわけではない。
<出典>: Space Weather News
最初の既知の例は、2014年8月20日に国防気象衛星(DMSP)のイメージに現れた。荷電粒子の巨大な渦巻きが北極の上空に現れた。静かに回転するそれは、螺旋状の腕とオーロラの光で輝く穏やかな「目」を持つ地球のハリケーンのような形をしていた。この出来事の詳細な研究は、2025年7月号のSpace Weatherに掲載されている。