軌道船 (赤はヨーロッパ宇宙機関) 探査車(ローバー)
オデッセイ エクスプレス リコネッサンス メイブン エクソマーズ キュリオシティ パーサビアランス

  2025年9月

このページの対象としている探査機、その名称などは、上のイメージ(現在活動中の軌道周回機、地上探査車)からご覧ください。火星探査に関するその他の経緯は トップページ から、また、 'Perseverance' の読みについては こちら をご覧ください。

   9月2日(火):   着陸地点を振り返る (キュリオシティ)

NASAの探査機キュリオシティは、2025年7月26日に、その軌道の様子を捉えた。このロボット科学者は、今、高さ5キロメートルの山、シャープ山の下部地域を探索している。山の淡い頂上が右上に見える。山が位置するゲイルクレーターの縁は左上の地平線にある。キュリオシティは、13年前に、クレータの底部に着陸した。

最近、ローバーは、箱状のフォーメーションで満たされた領域に至った。何億年も前に微生物の生命が火星の地下で生き残った可能性があり、これらの地層を調査することで、居住可能な期間を明らかにする可能性がある。

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Aug 06, 2025


   9月1日(月):   NASAの火星地震データ、火星内部のゴツゴツした性質が明らかにする

<イメージの説明>: 科学者達は、45億年前に、このアーティストのコンセプトに描かれているような巨大な衝突が火星で発生し、衝突による破片が火星のマントルの奥深くに注入されたと考えている。NASAのインサイト(InSight)着陸船は、2022年のミッション終了前にこの破片を検出した。

火星に衝突した岩石は、この惑星のマントル全体に巨大な塊として散らばっており、火星の内部とその古代の過去についての手がかりを提供している。

45億年前に火星に発生した大規模な衝突の余波の破片と思われるものが、火星の地表深くで検出された。この発見は、2022年のミッション終了前に発見を記録した、既に退役した着陸船のおかげで行われた。古代の衝突によって、大陸サイズの初期の地殻とマントルの帯を溶かして広大なマグマの海にするのに十分なエネルギーが放出され、同時に衝突体の破片と火星の破片が惑星の内部の奥深くに注入された。

火星を何が襲ったのかを正確に知る方法はない:初期の太陽系は、事実上原始惑星になるほど大きなものを含む、可能性のあるさまざまな岩石天体で満たされていた。これらの衝突の残骸は、直径4 km にも及ぶ塊の形で今も存在し、火星のマントル全体に散らばっている。これらは、火星のような世界でのみ保存されている記録を提供しており、火星には構造プレート(tectonic plate)がないために、対流として知られるプロセスによって内部が地球のようにかき混ぜられることはなかった。

<イメージの説明>: このアーティストのコンセプトの火星の断面図は、この惑星のマントルに散らばっている古代の衝突による破片を明らかにしている。左側の表面では、隕石の衝突が内部に地震信号を送っている。右にはNASAのインサイト着陸船がある。

この発見は、8月28日木曜日にサイエンス誌に掲載された研究で報告された。

--- 以下略。

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Aug 28, 2025



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