このコーナーでは2015年7月に冥王星を接近通過した、NASAの冥王星探査衛星ニューホライズンズによるイメージをご紹介しています。ここでは最接近以後に送られた詳細なイメージを掲載しています。 |
<お断り>:2015年9月以降再開された詳細なイメージを掲載しています。多量に発表されていますので当面土・日を含む毎日掲載します。なお、掲載方式が難しく、同じイメージが異なる解説つきで掲載される例があります。本サイトでは全て掲載しますのでイメージが重なる場合があります。ご承知置きください。 |
11月19日
冥王星の四つの最も小さな衛星のイメージは、また、それらのいくつかが、二つまたはそれ以上の月の融合の結果かもしれないことを示している。NASAのニューホライズンズミッションからのデータは、冥王星の小さな月の少なくとも二つ、おそらく四つの全てが、 小さな月の融合の結果かもしれないことを示している。更なる分析でこの発見が支持されるなら、それは冥王星システムの構成の重要な新しい手掛かりを提供するかもしれない。
Nov 10, 2015
11月18日
ニューホライズンズミッションは、また、冥王星の月と、それらの変わった特性の魅力的なシステムに新しい光を投じている。例えば、同期の回転において、地球の月を含む太陽系のほとんどの月が、その惑星の方向に一つの面を向けている。これは冥王星の小さな月には当てはまらない。冥王星の小さな月衛星は、非常に速く回転しており、その最も遠い月ヒドラの場合、惑星の回りを一回転する間に先例のない89回転している。科学者達は、カロンがそれぞれの小さな月が同期した回転に落ちつくのを妨げる強いトルクを振るうので、これらの回転割合が変化するのかもしれないと考えている。冥王星の月の他の奇妙さとして、科学者達は、それほどではないが衛星がぐらついていると予想している。太陽系の大部分の内部の月はそれらの中央の惑星に一つ面を向けている。このアニメーションは、冥王星の小さな月は確実にそのような例ではないことを示している。冥王星(Pluto)は中央、最も近い軌道から、その月カロン(Charon)、スティクス(Styx)、ニクス(Nix)、ケルベロス(Kerberos)、イドラ(Hydra)である。
<参考>: 大判動画は こちら(Youtube) から。
Nov 10, 2015
11月18日
ニューホライズンズミッションは、また、冥王星の月と、それらの変わった特性の魅力的なシステムに新しい光を投じている。例えば、同期の回転において、地球の月を含む太陽系のほとんどの月が、その惑星の方向に一つの面を向けている。これは冥王星の小さな月には当てはまらない。冥王星の小さな月衛星は、非常に速く回転しており、その最も遠い月ヒドラの場合、惑星の回りを一回転する間に先例のない89回転している。科学者達は、カロンがそれぞれの小さな月が同期した回転に落ちつくのを妨げる強いトルクを振るうので、これらの回転割合が変化するのかもしれないと考えている。冥王星の月の他の奇妙さとして、科学者達は、それほどではないが衛星がぐらついていると予想している。太陽系の大部分の内部の月はそれらの中央の惑星に一つ面を向けている。このアニメーションは、冥王星の小さな月は確実にそのような例ではないことを示している。冥王星(Pluto)は中央、最も近い軌道から、その月カロン(Charon)、スティクス(Styx)、ニクス(Nix)、ケルベロス(Kerberos)、イドラ(Hydra)である。
<参考>: 大判動画は こちら(Youtube) から。
Nov 10, 2015
11月17日
ニューホライズンズからの他の新しい発見によれば、冥王星の地表は、古代、中間、比較的若いものと多様である。科学者達は惑星の地表のエリアの年齢を判定するためにクレータのインパクトを数える。インパクトクレータが多いほど恐らくその領域は古い。冥王星の地表のクレータカウントは、約40億年前の我々の太陽系の惑星形成直後を示唆する表面領域を持つことを示している。しかし、また、地質学的用語で最近の、過去1千万年以内にできたのかもしれない広大なエリアがある。冥王星の「ハート」の左側に現れた、非公式にスプートニク平原と名付けられたこのエリアには、これまでに受けた全てのイメージにおいて完全にクレータがない。クレータカウントからの新しいデータは、同様に、冥王星の地勢に中間または中年の存在をも明らかにしている。これは、スプートニク平原が例外でなく、冥王星が40億年以上の歴史の多くを通して地質学的に活動的だったことを示唆している。大きさと外見で異なる冥王星の 1,000 を超えるクレータを図にしてきた。これらは、この太陽系の一部がどのようにできたかの重要な新しい洞察を我々に提供している。
Nov 10, 2015
11月16日
氷の火山の可能性から回転する月まで、NASAのニューホライズンズ科学チームは、今週の47回アメリカ天文学会年次総会の分科会で、冥王星に関する50以上の刺激的な発見を議論している。ニューホライズンズ地質学者達は、冥王星の最も特徴的な山の二つが、最近の地質学的過去に活動的だったかもしれない氷の火山であることを示す三次元マップをつくるために冥王星の地表のイメージを結合した。二つの氷の火山の候補は、差渡し何十キロメートル、高さ数キロメートルと測定される大きな地形である。頂上に大きな穴を持つこれらの大きい山は、地球では一般的に火山を意味する。これらの山腹の奇妙な凹凸の模様はある種の火山の流れを意味するのかもしれない。これらは頂上領域から平原に流れたが、それらが何故凹凸なのか、また何でつくられているのかは分からない。それらの外観は融けた岩を噴出する地球の火山と似ているが、冥王星の氷の火山は、水の氷、窒素、アンモニアまたはメタンなどの物質のやや溶けた泥漿から発したと予測される。もし冥王星が、外部太陽系には見られなかった火山を持っていることがわかれば、その地質や大気の進化に関する重要な新しい手掛かりを提供するだろう。
Nov 10, 2015
11月6日
ニューホライズンズチームは、冥王星の三日月の衝撃的ではあるが完全ではないイメージを9月に発表した。科学チームによる新しい処理作業の結果、ニューホライズンズは、冥王星の全ての息をのむようなイメージを発表した。このイメージは、2015年7月14日の、ニューホライズンズの冥王星への最接近の15分後に、宇宙船が太陽の方向の冥王星を振り返ったときにとられた。この視界の広角の眺望は、左の夜の側のゴツゴツした台地の輪郭を映し出す側面を明らかにして、冥王星の周りの全てに広がる冥王星の大気の深い霞の層を示している。また、ディスクの最上部に、その大気の霞の上に投げられた冥王星の影を見ることができる。 <参考>: イメージと地名などの符合は難しいかも知れません。イメージをクリックして大判でご覧ください。
Oct 30, 2015
11月5日
科学者達は、望遠鏡を使って、2000年に初めてカロンのアンモニアの吸収を観測したが、このクレータの周辺のアンモニアの濃度は前例がなかった。「互いに近く、同じように見え同じような大きさの二つのクレータが、何故組成上異なっているのだろう?」ニューホライズンズ組成チームの Will Grundy は言った。「我々は Organa にアンモニアを見たとき種々の考えを持った。クレータが若い、あるいは、それをつくったインパクトがアンモニアの豊富な地下氷のポケットを攻撃したのかもしれず、あるいはおそらく Organa のインパクター自身がアンモニアを届けたのだろう。」 二つのクレータは放出された素材または噴出物の明るい断片または放射を含む、類似した外見を持つ直径約5キロメートルのほぼ同じ大きさである。一つの明らかな違いは、ニューホライズンズのラルフ/LEISA 装置からのデータでつくられたマップであるが Organa が暗い噴出物の中央領域を持っていることであり、この暗いエリアを越えてアンモニアの豊富な素材が広がっているようにも見える。「これは途方もない発見である。」地質、地球物理、画像チームの Bill McKinnon は言った。「濃縮されたアンモニアは、氷の世界での強力な不凍液であり、もしアンモニアが本当にカロンの内部からであるなら、それは、冷たいアンモニア水のマグマの噴出を通した氷の火山によるカロンの表面の構成を説明するのに役立つかもしれない。」
Oct 30, 2015
11月4日
ニューホライズンズ科学者達は、冥王星の最大の月カロンの新しいクレータの一つと、月の冥王星に面する半球に点在する近くのクレータの間の衝撃的なコントラストを見つけた。非公式にオルガーナ(Organa)と名付けられたこのクレータは、カロンの最高解像度の赤外線の組成のスキャンを調査していたときに科学者達の注意を惹いた。オルガーナとそれから放出された周囲の素材の一部は、このクレータが凍結したアンモニアが豊富なことを示し、また、科学者達が冥王星の最大の月で独特と見られる約 2.2 ミクロンの波長の赤外線の吸収を示している。例えば、近くのスカイウォーカ(Skywalker)クレータの赤外線スペクトルは、普通の水の氷によって占有された地形をもつ残りのカロンのクレータの地表と類似している。
Oct 30, 2015
11月3日
冥王星とカロンの親しい接近した半球の新しい高解像度イメージその他のデータの送信に加えて、NASAのニューホライズンズ宇宙船は、また、他の領域のマップを改善するためのイメージを送り返している。このイメージは、2015年7月13日の朝、170万キロメートルの距離から、ニューホライズンズ長距離調査画像装置(LORRI)によってとられ、ピクセル当たり 8.3 キロメートルの解像度を持っている。それは、科学チームが非公式に Krun Macula と名付けたイメージの下の際立った暗い場所、及び、冥王星の「ハート」トンボー領域の東と北東の複雑な地形の魅力的な新しい詳細を提供している。このイメージで冥王星の北極は12時の位置にある。
Oct 30, 2015
10月30日
ケルベロスは、7月の冥王星接近飛行以前に科学者達が予測したより小さく、非常に反射する地表を持っているように見える。ニューホライズンズ宇宙船から10月20日にダウンリンクされたこの新しいデータは、ケルベロスが、直径約8キロメートルと直径約5キロメートルの、二つのコブを持っているように見える。科学チームメンバーは、その変わった形から、ケルベロスが二つの小さなオブジェクトの融合によって形成されたのだろうと推測している。ケルベロスの表面の反射力は、約50パーセントの冥王星の他の小さな月のそれと類似しており、ケルベロスが、他のように、比較的クリーンな水の氷で覆われていることを示唆している。ニューホライズンズの冥王星との遭遇の前には、研究者達は、ケルベロスの近隣の月に対する重力の影響を測定するためにハッブル宇宙望遠鏡のイメージを使った。その影響は驚くほど強かった。彼らは、ケルベロスが比較的大きく大規模であり、かすかに見えたその表面は暗い素材で覆われていると推理した。しかしながら、今、これらの新しいイメージに明らかにされている小さな、明るい表面をもつケルベロスは、この考え方が誤っていたことを示している。この新しい成果は、冥王星の魅力的な衛星システムのより良い理解に結びつくことが期待されている。
Oct 22, 2015
10月29日
冥王星の月の家族のポートレイト。この合成イメージは、ニューホライズンズ宇宙船の長距離調査画像装置(LORRI)によってとられた冥王星の大きな月カロンと、冥王星の小さな四つの月を示している。全ての月は、共通する引き伸ばしの大きさと空間スケール(スケールバー参照)で表示している。カロンは冥王星の月で断然大きく、直径 1,212 キロメートルである。 Nix と Hydra は、それらの最も長い次元で、差渡し約40キロメートルに相当する大きさを持っている。 Kerberos と Styx は、非常に小さく、最も長い次元で差渡し約10〜12キロメートルに相当する大きさを持っている。四つの小さな月全ては、カイパーベルトの小さな天体に特有な特徴と思われる非常に細長い形を持っている。
<参考>: 冥王星に関連する名称は“冥府”に関わる名前が付けられている。プルートまたはプルートー(Pluto)はローマ神話の冥府の神であり、その衛星達、カロンはギリシア神話の冥府の川・アケローンの渡し守カローンからとられ、ニクス(Nix:ギリシャ神話の夜の女神ニュクス:2005年発見)、ヒドラ(Hydra:ギリシア神話の怪物ヒュドラ:2005年)、ケルベロス(Kerberos:冥界の番犬:2011年)、ステュクス(Styx:ギリシア神話で現世と冥界とを分ける大河、日本の三途の川に当たる:2012年)がある。
Oct 22, 2015
10月28日
複数の方向からとられたイメージがNASAのニューホライズンズ宇宙船からダウンリンクされ、今、冥王星の地表の広域なステレオマッピングが可能になった。7月14日の接近飛行の間にニューホライズンズによって見られたステレオイメージは、最終的に冥王星の大部分の半球の正確な地形図を提供するだろう。それはまた冥王星の地質の歴史の理解への鍵にもなるだろう。赤/青のステレオ眼鏡を必要とする左の図の例(右図の赤いボックスの拡大)では、差渡し300キロメートルの領域を示し、西経130度北緯20度付近に中心がある。北は左上にある。イメージは冥王星の古代の激しくクレータされた領域を示し、低い丘が点在し、冥王星の地殻の伸びを示す深い破砕によって切られている。これらのステレオイメージの分析では、イメージの左上の急な破砕は深さ約 1.6 キロメートル、イメージの右下のクレータは深さ 2.1 キロメートル以下を示している。識別できる最も小さな大きさは差渡し約 0.6 キロメートルである。
Oct 22, 2015
10月27日
我々は冥王星を見るにつれて魅力的になるようである。その際立ったハート型の地形、氷の山、「蛇の皮」の地形など、冥王星は、その地表の多様性と複雑さによって既にニューホライズンズ科学者達を驚かせてきた。今、冥王星のハート地形の中心からのこの最新のイメージは、左下から右上に向かう小さな穴とトラフの変わった集団とともに、左の平原の謎の細胞のパターンを示している。科学者達は、非公式にスプートニク平原と呼ばれるこのエリアが固体の窒素のような揮発性の氷から成ると考えている。彼らは、典型的には長さ何百メートル。深さ何十メートルの穴とトラフが、恐らくこれらの氷の昇華または蒸発によってつくられたと考えている。しかしながら、これらの地形の印象的な形と配列の理由は不明である。興味を増すことは、この解像度でさえ、スプートニク平原の極端な地質学的若さを証明するインパクトクレータの欠乏である。
Oct 16, 2015
10月26日
NASAのニューホライズンズ宇宙船で捕えられたこの高解像度イメージは、ラルフ/多スペクトル可視光線画像カメラ(MVIC)で捕えられた、青、赤、赤外線イメージを結合している。冥王星の地表は、この視界では淡青色、黄色、オレンジ、濃い赤で拡張された、微妙な色の注目に値する範囲を示している。明るい広がりは非公式にトンボー領域(Tombaugh Regio)として知られる「ハート形」の西の部分である。非公式にスプートニク平原(Sputnik Planum)と呼ばれるこの地域は、窒素、一酸化炭素、メタンの氷が豊富であることが発見された。
Oct 16, 2015
10月25日
露出した水の氷を持つこの領域は、多スペクトル可視光線画像カメラ(MVIC)からの可視光線イメージと、リニアエタロンイメージングスペクトルアレイ(LEISA)からの赤外線分光計とを結合した、ニューホライズンズのラルフ(Ralph)装置からのこの合成イメージで青で強調されている。水の氷の最も強いサインは、差込みイメージの左側またフレームの上部のバイキング大地(Viking Terra)近くの、エリオット・クレータ(Elliot crater)の西からベルギリウス窪地(Virgil Fossa)に沿って起きている。また、主な露岩は、ほとんどが山の間のインパクトクレータと谷に関連する多数の非常に小さな露岩とともに、イメージの右側に向かったベア山塊(Bare Montes)に生じている。この場面は差渡し約450キロメートルである。 Oct 09, 2015
10月24日
NASAのニューホライズンズからのこの新しいイメージは、冥王星の最も小さな月(Styx)の大きさと形を明らかにしている。冥王星の五つの月で最もかすかな Styx は、ニューホライズンズが冥王星への航海の3分の二以上にあった2012年に、ハッブル宇宙望遠鏡を使って発見された。2015年10月5日にダウンリンクされたこの Styx イメージは、長距離調査画像装置(LORRI)によって、ニューホライズンズの冥王星への最接近約 12.5 時間前の7月13日にとられた。その時、宇宙船は、まだ Styx から 631,000 キロメートルにあり、強力な LORRI カメラにとってさえ、そのような小さな月の詳細を見ることは難しかった。 Styx は非常に細長い衛星であり、最も長い次元で7キロメートル、最も短い次元で5キロメートルであることを明らかにしている。この新しい予想された大きさと結合された Styx の測定された明るさは、この小さい月が、冥王星の他の小さな月の二つ Nix と Hydra に以前に発見されたのに似た、高い反射性、氷の表面を持っていることを示唆している。ニューホライズンズの冥王星への接近の間の数カ月でとられた Styx の明るさの多くの測定と共に、これらの新しいイメージを使って、科学チームは、この小さな月の形と回転の特性についてより多くの詳細を解くことを期待している。
Oct 09, 2015
10月23日
未だデジタルレコーダに記録されている高解像度のカロンイメージと組成データが送られた時、カロンの物語は一層素晴らしいものになるだろう! ニューホライズンズ宇宙船は、現在地球から50億キロメートルにあり、システムは健康であり通常どおり運行されている。
Oct 02, 2015
10月22日
チームは、非公式にバルカン平原(Vulcan Planum)と呼ばれるカロンの峡谷の南の平原が顕著に若いことを示し、北の領域より僅かに大きなクレータを持っていることも発見した。これらの溝と微かな尾根、平原のなめらかさは、広いスケールで再度表面が作り直された明らかなサインである。滑らかな地表のひとつの可能性は、氷の火山(cryovolcanism)と呼ばれる一種の冷たい火山活動である。チームは、内部の水の海が、はるか昔に凍結し、結果として起きたボリュームの変化がカロンの亀裂を誘った可能性を議論している。
<ご注意>: 手前のイメージは冥王星、奥がカロンです。お間違えのないように。
Oct 02, 2015
10月21日
2015年7月14日に冥王星システムに最接近したニューホライズンズによってとられ、9月21日に地球に送られたカロンの冥王星に面する半球の高解像度イメージは、破砕のベルトと、月の赤道の北の谷の詳細を明らかにしている。この巨大な谷のシステムは、恐らくカロンの遠い側をも巡る、カロンの全面 1,600 キロメートル以上に亘って伸びている。グランドキャニオンの長さの4倍、場所によっては深さ2倍の、これらの断層と峡谷は、カロンの過去の巨大な地質の大変動を示している。
Oct 02, 2015
10月20日
NASAのニューホライズンズ宇宙船は、冥王星最大の月カロンの、これまでで最高のカラーと最高解像度のイメージをとった。これらの写真は驚くほど複雑で激しい歴史を示している。冥王星の半分の直径を持つカロンは、太陽系の惑星と比較して最も大きな衛星である。多くのニューホライズンズ科学者達は、カロンが単調なクレータで叩かれた世界であると予想していた。彼らは、山、谷、地滑り、地表のカラーバリエーションその他で覆われた光景を発見している。
Oct 02, 2015
10月19日
NASAのニューホライズンズ宇宙船は、2015年7月14日に冥王星のこの高解像度の拡張されたカラーの視界を捕えた。このイメージは、ラルフ/マルチスペクトル可視光線画像カメラ(MVIC)によってとられた、青、赤、赤外線イメージを結合している。この視界で、冥王星の地表は、淡青、黄、オレンジ、濃い赤に誇張された、微妙なカラーの注目に値する範囲を示している。多くの地形は、科学者達が今解読し始めた、複雑な地質と気象を物語る自身の明確な色を持っている。このイメージは 1.3 キロメートルほどの小さなスケールの詳細と色に解くことができる。
Sept 24, 2015 --- (7)
10月18日
NASAのニューホライズンズからの冥王星の最新高解像度イメージは、眩いまた不可思議な、以前に見られなかった地形と構成の詳細の多くを明らかにしている。昼と夜とを切り離すラインの近くを示す下のイメージは、奇妙な、整列する線形の尾根の巨大な波の光景を捕えてニューホライズンズチームメンバーを驚かせた。それは何百キロメートルにも伸び、ユニークなまた当惑させる光景であり、地質と言うより木の皮または龍のように見える。これは実際に形づくられる前に時間がかかっただろう。それは、恐らく、冥王星の内部の地殻構造上の力と、弱い日光によって駆動される氷の昇華のあるコンビネーションによるものだろう。この冥王星の表面の「蛇の皮」イメージは、この数日で送り返されたニューホライズンズデータの一つの焦燥をもたらす部分である。宇宙船は、また、詳細なスペクトルマップと他の高解像度イメージなど、冥王星のこれまでで最高解像度のカラーの視界を捕えた。
<参考>: 大判はイメージをクリック。記事は要約しています。また、10月16日に掲載した同じイメージの解説なので そちら も参考にしてください。
Sept 24, 2015 --- (6)
10月17日
この新しい冥王星の「引き伸ばされた色」の視界は、冥王星の特に豊かなカラーパレットを示している。これは、7月14日に、ニューホライズンズの広角ラルフ/マルチスペクトル可視光画像カメラ(MVIC;wide-angle Ralph/Multispectral Visual Imaging Camera)でとられ、9月19日に地球にダウンリンクされた。 MVIC の赤外線チャンネルは冥王星のスペクトルの視界を広げた。このマップは、これまでにつくられた冥王星の最も詳細なカラーマップであり、微妙な色の変化の違いを出すために誇張されている。このマップでは、ラルフ装置の、青、赤、近赤外線フィルタが使われた。
Sept 24, 2015 --- (5)
10月16日
NASAのニューホライズンズ宇宙船によってとられた冥王星のこのカラーイメージで、非公式にタルタロス・ドルサ(Tartarus Dorsa)と名づけられた丸められた珍しい模様の山が冥王星の昼夜境界線に沿って立ち上がり、青灰色の隆起と赤い素材の複雑かつ不可思議なパターンを示している。ほぼ差渡し 530 キロメートルのこの視界は、2015年7月14日に MVIC (Ralph/Multispectral Visual Imaging Camera)でとられた青、赤、赤外線のイメージを結合し、約 1.3 キロメートルほどのスケールで詳細と色を解いている。
Sept 24, 2015 --- (4)
10月15日
NASAのニューホライズンズ宇宙船の2015年7月14日の冥王星への最接近の直前にとられたこれらの冥王星の高解像度イメージは、非公式にスプートニク平原と呼ばれる巨大な盆地の模様のある表面に向かう、クレータから断層の山のブロックまでの差渡し250メートルほどの小さな地形を明らかにしている。誇張された色が広域なカラーイメージから加えられた。このイメージは差渡し約 530 キロメートルである。最適な視聴のために大判を見よう。
Sept 24, 2015 --- (3)
10月14日
2015年7月14日の最接近の直前にNASAのニューホライズンズ宇宙船によってとられたこの冥王星の高解像度のイメージは、270メートルのスケールまでの詳細を明らかにする、これまでで冥王星の変化の多い地形で最も鋭いイメージである。大きな高解像度の合成からとられたこの120キロメートルのセクションの平原の模様のある地表が二つの独立した氷の山を囲んでいる。
Sept 24, 2015 --- (2)
10月13日
NASAのニューホライズンズ宇宙船の Ralph/LEISA 赤外線分光計は、2015年7月14日に冥王星に最接近したとき、冥王星全体の地表の組成をマップした。左のメタンの氷の豊かさのマップは、強いメタンの吸収を明るい紫色で、また、低い含有率を黒で示すことによって、印象的な地域の違いを示している。データは、これまで、冥王星のディスクの左半分のみ受けた。右側のメタンのマップは、宇宙船の長距離調査画像装置(LORRI)からの高精細イメージと結合されている。
Sept 24, 2015 --- (1)
NASAのニューホライズンズ宇宙船からダウンロードされた最新のイメージ(2015年9月11日現在)が編集され、球を低空飛行をするように描かれた。 LORRI (長距離偵察画像装置)イメージのこのアニメーションは、非公式にテンジン・ノルゲイ山塊と名付けられた低高度観察で始まり、非公式にスプートニク平原と クトゥルフ(Cthulhu) 領域と名付けられた間の北の境界線を飛び、向きを変えてゆっくり東へ向かう。アニメーションの間、ニューホライズンズが2015年7月14日に最も近くを飛んだ半球の約80%を示すために、オブザーバは約10倍まで高く上る。
<参考>: 動画(Youtube)はイメージをクリック。
Sept 18, 2015 --- (9)
10月11日
このイメージは前のイメージと同じ領域をカバーしているが、冥王星の新しい三日月形のイメージに示された間接的な、バックライトの視界から再投影されている。この背景からの光は氷河の複雑な流れの線を強調している。非公式にスプートニク平原と名付けられた中に移動する氷の前面の流れのアウトラインが青い矢で示されている。イメージの右側の尾根と穴の起源は不確かなままである。このイメージは差渡し630キロメートルである。
Sept 18, 2015 --- (7)
10月10日
この幅630キロメートルのイメージの右側の高地に堆積したように見える恐らく凍った窒素の氷は、冥王星の山から、赤い矢で示された幅3〜8キロメートルの谷を通して非公式にスプートニクと名付けられた平原に注いでいる。スプートニク平原に移動している氷の流れの前面が青い矢で輪郭を描かれている。イメージの右側の尾根と穴の起源は不確かである。外部太陽系の非常に冷たい環境で冥王星で窒素ベースの氷河のサイクルのヒントを発見するとは予期されていなかった。これは薄暗い日光によって駆動され、地球で氷冠をつくる水のサイクルに直接相当する。そこでは水が海から蒸発し、雪として落ち、氷河の流れを通して海に戻る。冥王星は驚くほど地球に似ているが、誰もそれを予測できなかった。
Sept 18, 2015 --- (8)
10月9日
2015年7月14日のNASAのニューホライズンズ宇宙船による最接近の10時間前に、 470,000 キロメートルの距離からとられた冥王星最大の月カロンのこのイメージは、最近ダウンリンクされたカロンイメージの高品質バージョンである。直径 1,200 キロメートルのカロンは、地殻構造上の破砕を含む驚くほど複雑な地質の歴史を示している。右下の比較的滑らかな砕かれた平原、右側の窪んだ地形によって囲まれたいくつかの謎の山、ディスクの中央と左上の激しくクレーターされた領域。また、明るくまた暗いクレータの放射を含むカロンの地表の複雑な反射率のパターン、イメージトップの顕著な暗い北極領域がある。最も小さな可視の地形は 4.6 キロメートルである。
<参考>: 「今日のイメージ」 にNASAの「今日の天文写真」からの疑似カラー版を掲載してあります。このコーナーでは後日更に詳細に掲載します。
Sept 18, 2015 --- (6)
10月8日
これは、最接近の約16時間後に冥王星の暗い側を振り返ったときの、ニューホライズンズによって 770,000 キロメートルの距離からとられた冥王星の霞の層のイメージの二つの異なるバージョンである。冥王星の北は上、太陽は右上から冥王星を照らしている。これらのイメージは、7月14日の遭遇直後にダウンリンクされ発表された、デジタル的に圧縮された冥王星の霞のイメージより非常に高品質であり多くの新しい詳細を見ることができる。左のバージョンは少量の処理を、右のバージョンは大気の多数の独立した霞の層を現すために特別に処理されている。左のバージョンでは、陽に照らされた狭い三日月のかすかな地表の詳細が冥王星のディスクの右上に霞を通して見ることができる。霞に微妙に平行した筋は、冥王星の山並みなど、地形によって霞に投げられた薄明りの光の影かもしれない(大判で確認してください)。このようなことは、太陽が山の背後に沈むときに地球でも見ることができる。
Sept 18, 2015 --- (5)
10月7日
2015年7月14日、冥王星に最接近して通り過ぎた15分後に、NASAのニューホライズンズ宇宙船は太陽に向かって振り返り、冥王星のゴツゴツした氷の山の日没近くの視界と地平線に広がる平らな氷の平原を捕えた。このイメージは、非公式にスプートニク平原と名付けられた右側の滑らかな広がりと、西(左)の高さ 3,500 メートル以下のゴツゴツした山の領域とで構成されている。手前は非公式にノルゲイ山塊(Norgay Montes)と呼ばれ、空のラインはヒラリー山塊(Hillary Montes)と呼ばれる。背面からの光が、冥王星の薄いが膨張する大気の霞の、1ダース以上の層を強調している。このイメージは冥王星の 18,000 キロメートルの距離からとられた。この場面は差渡し380キロメートルである。
<参考>: ヒラリー(Hillary)は初めてエベレストの登頂に成功した人物。ノルゲイ(Norgay)は同伴したシェルパ --- テンジン・ノルゲイ。
Sept 18, 2015 --- (4)
10月6日
スプートニク平原は、冥王星のいくつかのニューホライズンズイメージのこの合成の、左上の滑らかな球形の領域の非公式の名前である。右の輝く白い高地の領域は、スプートニク平原の表面から大気を通して運ばれた、窒素の氷によってコーティングされて、これらの高地に堆積したのかもしれない。ボックスは氷河の詳細なイメージの位置を示している(後日掲載)。
Sept 18, 2015 --- (3)
10月5日
2015年7月14日に冥王星に最接近した15分後にNASAのニューホライズンズによってとられた冥王星の大きな三日月のイメージのこの小さなセクションで、沈む太陽が、多くのローカルの丘と小さな山の平行した影によって切られた、霧または地表近くの霞を照らしている。このイメージは 18,000 キロメートルの距離からとられ、イメージの幅は170キロメートルである。
Sept 18, 2015 --- (2)
10月4日
2015年7月14日に冥王星に最接近して通り過ぎた15分後に、NASAのニューホライズンズ宇宙船は太陽の方向を振り返り、冥王星の地平線に広がる、このゴツゴツした氷の山と平らな氷の平原の、日没近くの視界を捕えた。空のラインに、非公式にスプートニク平原と名付けられた氷の平原の滑らかな広がり(右)と、西(左)に向かって非公式にノルゲイ山塊(手前)とヒラリー山塊と名付けられた山達を含む、高さ 3,500 メートル以下のゴツゴツした山が広がっている。スプートニクの東(右)では、起伏の多い地形が明らかな氷河によって切られている。背景からの光が、冥王星の薄いが広がる大気の多くの霞の層を照らし出している。このイメージは 18,000 キロメートルの距離からとられた。この場面は幅 1,250 キロメートルである。
Sept 18, 2015 --- (1)
10月3日
NASAのニューホライズンズ宇宙船からの冥王星のこの幅470キロメートルのイメージの中央には、右側の非公式にスプートニク平原と呼ばれる巨大な氷の平原の北西の端に、乱雑な壊れた地形の大きな領域がある。見られる最も小さな地形は 0.8 キロメートルである。このイメージは、2015年7月14日にニューホライズンズが冥王星を通り過ぎたときに、 80,000 キロメートルの距離から撮られた。
Sept 16, 2015
10月2日
NASAのニューホライズンズ宇宙船からの冥王星の新しいクローズアップイメージは、それらの範囲と複雑さのために科学者達が困惑するほどの多様な地形を明らかにしている。冥王星は、我々がこれまでに太陽系で見たことのない地形の、多様なまたプロセスの複雑さを見せている。ニューホライズンズは、新しいイメージと他のデータの、一年長のダウンロードを開始した。この数日間のダウンリンクイメージは、冥王星の地表解像度をピクセル当たり400メートルほどの二倍以上にした。
Sept 12, 2015
10月1日
NASAのニューホライズンズ宇宙船からの冥王星のこの幅350キロメートルの視界は、この矮惑星の表面反射率と地質学的地形の驚くべき多様性を例示している。このイメージは、暗い古代の激しくクレータされた地形、明るい滑らかな地質学的に若い地形、まとまった多数の山、砂丘に似た暗い並んだ隆起の謎のフィールドを含んでおり、その起源は検討中である。可視の最も小さな地形は、大きさ 0.8 キロメートルである。このイメージは、2015年7月14日に、ニューホライズンズが冥王星を通り過ぎたときに 80,000 キロメートルの距離からとられた。
Sept 10, 2015 --- (2)
9月30日
二つの異なる方法で処理されたNASAのニューホライズンズ宇宙船からの冥王星のこのイメージは、ニューホライズンズの高感度カメラに殊のほか見難い夜間の領域の詳細を見えるようにする、日の出前と日没後に柔らかに地表を照らす薄明かりをつくり出す、冥王星の高高度の大気の霞がどのように明るいかを示している。イメージの右のバージョンは、冥王星の明暗(昼夜)境界線を越えた霞に照らされた凹凸の地形のかすかな詳細を引き出すために大きく明るくされた。このイメージは、2015年7月14日に、ニューホライズンズが冥王星を通り過ぎたときに 80,000 キロメートルの距離からとられた。
Sept 10, 2015 --- (1)
9月29日
ニューホライズンズが冥王星とその月を研究するために冥王星システムを高速で通り過ぎた7週間後に、ミッションチームは、何十ギガビットものデータの集中的なダウンリンクを始めるだろう。宇宙船は、かっての未踏の世界をそのデジタルレコーダで収集し保存した。このプロセスは、9月5日土曜日に、全てのダウンリンクが完了するのに約1年かかる高速に切り替えられた。
Sept 06, 2015
9月28日
NASAは、冥王星システムの歴史的な7月14日の接近飛行の後に訪れる、ニューホライズンズミッションの潜在的な次の目的地を選んだ。その目的地は、冥王星の向こう約16億キロメートルを周っている 2014 MU69 と呼ばれる小さなカイパーベルトオブジェクト(KBO)である。この遠い KBO は、潜在的目的地として確認された二つの一つであり、ニューホライズンズチームによってNASAに推薦された。
Aug 30, 2015
右の冥王星の日の当たる側には、スプートニク平原(Sputnik Planum)の滑らかな広がり、手前のノルゲイ山塊(Norgay Montes)と空の線のヒラリー山塊(Hillary Montes)を含む高さ 3,500 メートル級のゴツゴツした山がある。スプートニクの下では粗い地形が氷河によって切られている。背景からの光が、冥王星の薄い大気の霞の12以上の高高度の層を強調している。冥王星の向こうの空の横の筋は冥王星を追跡したときのカメラの動きによる星である。このイメージは、ニューホライズンズのマルチスペクトル可視光線画像カメラ(MVIC)で 18,000 キロメートルの距離からとられた。解像度は 700 メートルである。
注): 地形の名称は全て非公式である。